XR650R アンコ抜きシート

シートを加工して足つき性をよくする話

  シートの加工  
  XR650Rはシート高が920mmある。私のパンツの股下は残念ながら725mmである。停止することを考えなければ、GSに乗ったガストン・ライエ並みの運動神経とバランス感覚があればよろしいのだが、はからずも信号機もあり、運動神経もバランス感覚もよくない。せめて片方のつま先でも接地しなければ不便なので、アンコ抜きをしてシート高を下げてある。  
  さすが、何度もやっているだけあってうまく仕上がっている。これにはコツがあり、外側の赤いレザーをきれいにはがしたあと、黄色いウレタン(スポンジのクッション)を外すのだが、これを削るとき裏側(マシン側)から削っていくとよい。着座側から削るとデコボコがシートの上に現れ見苦しくなる。削って薄くなったところで、さらに3ミリから5ミリの薄いウレタン・シートでくるむ。その上からおもむろに外した赤いレザーをかけ、裏側からシートベースのプラスチックに大型スティープラで打ち付ける。  

 

裏面から削っても、ウレタン・シートをかぶせないと、デコボコが現れてくるので、ウレタン・シート(たいがいはネズミ色している)をかぶせるのがミソである。レザーを再びはり付けるときは、シワにならないように注意しながら引っ張り、前(ハンドル側)のほうからはっていく。この作業は、慣れが必要かも知れない。もう張替えは、5、6回はやっているので、一発でうまく仕上がった。必要なものはたいがいホーム・センターで入手できる。タンクは、IMSの17.5リッターのビッグタンクに付け替えたところだが、このタンクには、まだデカールを貼っていない。

 
 
下の写真は、ノーマルタンクに付け替えたところ。かなりスリムにスマートに仕上がっている。場所は富士の林道である。荒れた縦われ路面が多い富士では、足つき性がよいと楽である。縦われのギャップは、ゆうに数十センチはあるので、シート高のみならず股関節のストレッチと筋力、全身のバランスもとても大事である。
 
 
 
 
3/4/2004
 
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